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様々に去来する思いを透かして
愛するチベット民謡を感じてくれたら。
エマレホー、Tibetan Indigenous Music!
なんて素晴らしい!
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2015.06.01.Mon | -
寄付の気分?
まただ。
うっかりドアを開けると白いターバンに長いあごひげのシク教インド人が書類を持って立っている。
ここのところ寄付を集めるインド人が毎日のようにやってくる。
ここに来て最初の頃は寄付していたけれど、真偽の程がわからないし、私はインド人にまで手が回らない。
いい人ぶっても仕方ない。
一度詐欺にもあったし(これはいつかお話ししましょう。)、しきりにやって来るし、願い下げだ。
締めようとするドアに足を挟んでまで要求する強引なのが来ると「あんたは押し売りかっ?!」と言いたくなる。



チベットに関わっていると物理的支援ということにもいろいろな形で関わりをもつことになる。
私はたまたまチベット人と直に接する立場にいるので、縁ある人々の生活難をその都度援助するという形でサポートを続けているので、その上さらに支援を請け負える程の余裕がないが、その気持ちがある人と人をつなげることのお役に立てるなら労を惜しまないつもりだ。
あるいはチベットに関心がある人が何かを購入することで、無理なく支援をしていることになる機会が提供できればそれも悪くないと思う。
気に入った物を買うことで、その人も嬉しくなり、その利益をもらった人も嬉しくなる。
純粋な寄付をする気が起きなくたって別に悪いわけではない。



時に、支援活動の労力を仕事にあて、それで稼いだものを寄付しろという意見も聞く。
毎日街頭で大声を張り上げて箱を持って立っている人達を見ると私もそう思うことがある。
もちろん、多くの人々に広く薄く支援をしてもらうことは、個人の限界を超えた支援へと拡大し、またその問題を知ってもらうことにもつながり、絆が生まれることに意義があるからなのだろうが。
確かにこっそり私一人が支援をするのは美しいけれど、大きな問題である場合には限界がある。
だからそんなことが気がかりで仕方なくなったら、その時は支援活動に関わればいい。
事実、亡命チベット人達はそういう人達の努力の結果、様々な施設や教育等への支援を得て、何とかやってこられたのだから。
けれどもお知らせでなく、要求するという行為自体で、汗だくで迫っていくのはいかがなものか。
その人にはその人なりの歩いている道がある。
もしかしたら右翼活動に全身全霊をかけて社会のためと思って活動しているかもしれない。
あるいは社会の荒廃に危惧を抱いて幼稚園の先生という職業を選択して必死になっているかもしれない。
悲惨な家庭環境で満たされない心の渇望を癒すために物を買いまくらずにはいられないかもしれない。
はたまた、アフリカの飢餓や予防接種に、環境保護に、絶滅危惧種の救済に寄付しているかもしれない。
まだまだ交通遺児募金だの赤い羽募金だの移植手術募金だのと様々ある。
必ずしも何何に寄付をする義務はないのだ。
仮に寄付をするなら自分の気持ちが惹かれたものにすればいい。
寄付する程、気持ちや物理的に余裕のない人だっている。
従って、あまりにずうずうしく要求するものであってはならないだろう。
被害者や弱者などという存在は、本当の意味ではいないのだということがわかっていないとヒステリックで押し付けがましい支援活動になってしまう。
無関心だった人に、こういうことが世の中にありますよ、もし力になりたいのなら是非、という程度。



だから寄付は強要して無理矢理引き出すものなどではなく、寄付する側が自ら「助けたい。」と一歩前に出る行為なのだ。
そうすれば助けられる側が『下』ではなくなる。
対等だ。
ただ、助けが欲しい人と助けたい人同士が出会うということだ。
見返りというといやらしいが、そういうことをその人本人から、すぐに求めるとしたら、寄付はやめた方がいい。
その因果が返ってくるのは、誰からどういう形でいつ戻ってくるかなどわかりはしないのだから。
そりゃあ、感謝の気持ちが見えない時は、寂しい気持ちがするのは否定しないが、宇宙は広大で時は無限なのだ。
そして正直言って私は、そんなチベット人達から寄付以上の大切な何かを持ちきれない程もらっている。





red pecha


2008.12.13.Sat 14:38 | チベット人
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2015.06.01.Mon | -

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