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様々に去来する思いを透かして
愛するチベット民謡を感じてくれたら。
エマレホー、Tibetan Indigenous Music!
なんて素晴らしい!
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2015.06.01.Mon | -
怒りに揺れる寝台バス
やっと乗りこんだ寝台バス。
2階部分が寝台になっていて、たとえ他人であったとしても2人ずつ一緒に寝る!
その下に座席。
私は息子に「お坊さんの上なんていうのは勘弁して欲しいね。」と言うと、息子が「お母さん、下、お坊さん。」
恐縮です。
頭の上でそっと横にならせていただきます。
いよいよついに、まさについに発車して、息子は大はしゃぎ。
ついでに私も寝台の旅にうきうきせずにはいられない。
寝転がりながら流れるインドの景色を眺めるなんてオツだなあ。
うとうとして牛やらターバンやらの焦点がぼやけてきたらそのまま眠ってよいなんて。

ところが、車内はどこか落ち着かない。
あっちとこっちで大声で言葉が飛び交っている。
寝台から身を乗り出して車内の様子をのぞいてみると、どうやら座席の中におじいさんがいることが理由らしい。
お年寄りを大事にするチベット人は、それがとても気になるので、なんとか寝台に行かせてあげたいということなのだ。
おそらくは他人である、ある一人の世話好きなおじさんが、そこの寝台には入らないか、そっちに入れてもらえないかと交渉中。
そしてついに若いお母さんが自分の幼い子供と三人でもいいと応じた。

一見落着と思いきや、怪しい雲行きになってきた。
いろいろ交渉しているうち、奥の寝台を若者が一人で使っているらしいことが判明。
そのことが、このおじさんの怒りに触れ、
「あの若いやつは寝台を独り占めしてるのに、お年寄りを入れようともしない。小さい子供もがまんして座席にいるのに、なんてことだ!寝台は2人用だぞ!」
となった。
特別料金を支払って寝台を予約した人数がたまたま奇数だった訳で、余計なお世話と言えば余計なお世話なのだが、おじさんにとって人としての親切心や心配りがあるかないかの方がよっぽど大事という訳で、簡単には治まらない。

すると、バスの運転手のインド人が何か一言文句を言った。
と、さあ大変。
怒りの矛先は今度はそのバスの運転手に。
「何だ、その言い方は。人にものを言うときは丁寧に言うもんだ。そんなひどい言い方は失礼きわまりないぞ。」
やはりおじさん、人としての善き心がないことが気に入らないのだ。
少しの間、インド人運転手がしかられつつ運転が続いた。

チベット人らしい熱血の振る舞いを天井から見せてもらい、それぞれ理由はあるだろうにとは思いつつも、やはりシステムなどよりも人間としての配慮が優先させられるというのは生きている時の安心感が違うなあと感じているといつしか眠りに落ちていた。


2008.02.27.Wed 20:39 | チベット人
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2015.06.01.Mon | -

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