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2015.06.01.Mon | -
まだ思い出せるだろうか
ここに暮らしてみると、自分の土台に立ち戻るきっかけがそこかしこにころがっている。
おそらくご存知の方も多いだろうが、私ははじめて彼の詩集をふと手にして知った。

  私、私とは誰か?
  記憶はいつからあるのだろうか。
  お腹にいた僅か数ヶ月の間に、私は意識を持った。
  私は楽しみを持っていた。
  楽しみとは、私が世界を知ることだ。
  私が知っているこの心地よい暗闇を飛び出して、得られるはずの世界を持つ希望は、
  生まれる一ヶ月前に崩れた。     『はじめてのことば』日木流奈著 大和出版より抜粋

出産時の異常により脳障害となってしまった少年の、僅か6歳の時に表された言葉。
彼は口から言葉を発することも歩くこともできない。
しかしある日、文字ボードの文字を指すことによって思いを伝えることがかなうようになった。
ほとばしる思い。
彼は生まれる前からの記憶を、そして彼なりに感じている事を次々と喜びに満ちて表現していった。
皆、我々大人もかつては子供だった。
子供とは大切なことを見せてくれる驚異に満ちた存在。
今日はそんな彼の9歳の時に作った詩に耳を傾けてみよう。


  『私の話を聞いてください』

  私の話を聞いてください。
  私のことを気づいてください。
  私は九歳の男の子です。
  脳に障害を持った男の子です。
  私はまだ歩くことができません。
  私はまだしゃべることができません。
  もしも私があなたのそばに行ったなら、あたなは私と何をしますか?
  私の障害をしっかり見てください。
  私がどのように見えるか、しっかり見つめてください。
  私は脳に障害を持った子供です。
  ただそれだけです。
  健常と呼ばれる人との違いをしっかり見てください。
  それだけです。
  それ以上は必要ありません。
  何ができ、何ができないのか。
  それを知ってくれるだけで私は十分です。
  そして私もあなたを見るのです。
  あなたが何ができ、何ができないかを。
  それは決して評価ではなく、批判でもなく、哀れみでもなく、
  お互いに必要とすることだけを補い合うための儀式です。
  私たちは知り合うだけです。
  見つめ合うだけです。
  そして手をつなぐのです、心の手を。
  すべての人はそれだけで結びつけるのです。
  言葉が違っていても、国が違っていても、年が違っていても。  (以下省略)

                 『流奈詩集』日木流奈著 大和出版 より抜粋



two friends

2008.09.10.Wed 19:16 | 日本人
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2015.06.01.Mon | -

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