様々に去来する思いを透かして
愛するチベット民謡を感じてくれたら。
エマレホー、Tibetan Indigenous Music!
なんて素晴らしい!
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2015.06.01.Mon | -
インドでウルスにジャパニーズ
私がチベット文化にすっかりぞっこんなように、日本文化が好きで好きでたまらないという外国人がいる。
確か日本にも和服でお茶をたしなむ西洋人女性とか、日本人より巧く空手や書ができる西洋人男性がいた。
黒人やブロンドのチベット仏教僧だっている。
私はそんな人々のひとりとして、初めは日本人が他民族の民謡など歌って何になるなどと思っていたが、
好きな気持ちはどうにもならないのだからいいんじゃないかと最近は思うようになった。

同じようなこういう仲間が私のもとに通うことになった。
だから彼女の日本文化に焦がれる気持ちがよくわかる。
Pちゃんという12歳のウルス(ロシアのこと)人の少女。
現在のパパがチベット人のタンカ絵師で、ママもウルス人タンカ絵師。
その血をひいてか彼女はジャパニーズアニメーションにすっかり夢中になってしまったらしい。
昨年から日本人のタンカ絵師の女性に日本語を習い、今年に入って私の知り合いに習い、その後継ぎとして私に依頼がきた。

ママが本当に教育熱心で、一生懸命下の町から私のもとに娘を送ってくる。
そして習字もできればお願いしたいなどとおっしゃる。
私は習字は学校で習ったくらいだが、まあいいやと数回教えてあげたものの、何しろ道具がないために、立ち消えになってしまったが、また自分を見つめるきっかけになった。
仕方なくPちゃんの台湾人の友人からもらった、小さな墨のかけらと2枚の半紙と細筆でトライ。
「本当はね、この墨はもっと大きいのよ。
そして、すずりという、石から作ったお皿のようなものの上でするの。
その時は、気が散っていたのを鎮める時間なのよ。
背筋を真っすぐさせて、半紙を体の中心に置いて、気持ちを集中させて一画一画をゆっくり書くの。」
と説明すると、ママがいたく感動する。
そうすると自分で
(あれ?なんか日本文化の講義みないな偉そうなこと言っちゃってる?)と思うが、
(だって、ほんとなんだもん。)なのである。
アーティストは完全に魅了されてしまっている。
「はあ〜、素敵だわ。
んん〜素晴らしい。
あなたは本当に素敵だわ。」
? 
照れながら、(素晴らしいのは私というよりその背景の日本文化なんだけどなあ)という違和感を感じてしまったが、よく考えてみれば私もきっと同じようなことをやっているに違いない。
チベットの文化と、ある一人のチベット人とを混同して、賞賛しちゃうのだ。
私はこんな風に、Pちゃんのママに何度も何度も言われて、そのことを痛感したし、また、確かに日本文化ってまんざらでもないやとも認識させられた。
小学校の習字の時間は「姿勢、姿勢。」ってうるさいなあと思っていたが、Pちゃんが変な格好でお絵描きみたいに筆で文字を書いているのを見ていると、私もうるさくなっていた。
(そうじゃなーい!)
と言う感じだ。
そして一画の線を継ぎ足したり、途中で筆を止めて息継ぎをしているのも気になってしまう。
一画に精神を集中させてゆっくりだが一息で書いて欲しい。

日本語のレッスンの日、よその家を訪問したときなどに使う『失礼します。』を説明していると、謙譲してこういう表現をするのだと説明しても、Pちゃんはとてもけげんそうな顔をして納得できない様子。
日本人にとっては、こういう謙譲って当たり前だし、美しいとされているんだけどなあ。
と、思う私はやはり日本文化と切り離すことはできないのだっ。
じゃ、今日はこれで『失礼します』。



yukata





2008.09.18.Thu 15:47 | 日本人
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2015.06.01.Mon | -

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